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山下　泰幸

独立行政法人 日本学術振興会 特別研究員PD（2023年4月-）

専門分野：

質的調査研究、イスラモフォビア研究、ポストコロニアル研究、地域研究（フランス）

論文(査読有)

  1. 山下泰幸，2023，「現代フランスのイスラモフォビアに対するミドルクラスのムスリムの反応／実践の社会学的研究 」京都大学文学研究科博士学位論文．
  2. 山下泰幸，2022，「フランスのミドルクラス・ムスリムの階級的な差異化に関する一考察」『京都社会学年報』 30: 51-74．
  3. 山下泰幸，2022，「ミクロな観点における同化とポストコロニアル性――フランスの高学歴なムスリム女性の語りから」『ソシオロジ』67(1): 21-38．
  4. 山下泰幸，2019，「〈書評論文〉イスラモフォビア――フランスのエリートたちが『ムスリム問題』をいかに構築するか　Abdellali Hajjat et Marwan Mohammed, Islamophobie: Comment les élites fraçaises fabriquent le《problème musulman》」『京都社会学年報』 27: 103-110．
  5. 山下泰幸，2018，「ハイブリッド文化としてのフランスの新しいイスラーム ――信仰実践を回避する移民第二世代のムスリムの語りから」『ソシオロジ』63(1): 39-57．
  6. 山下泰幸，2015，「〈書評論文〉日常の中のムスリム――イスラームに関する論争についての調査　Nilüfer Göle, Musulmans au quotidien: Une enquête européenne sur les controverses autour de lʼislam」『京都社会学年報』 23: 117-124．

書籍等出版物

  1. 山下泰幸，2024，「第2章 ジェンダー化されたイスラモフォビアとムスリム女性たちの運動」伊達聖伸・見原礼子編『イスラームの定着と葛藤（西洋における宗教と世俗の変容Ⅱ）』勁草書房．
  2. 伊達聖伸・見原礼子・安達智史・佐藤香寿実・山下泰幸・和田知之，2024，「総論 西洋におけるイスラームの定着と葛藤」伊達聖伸・見原礼子編『イスラームの定着と葛藤（西洋における宗教と世俗の変容Ⅱ）』勁草書房．
  3. 山下泰幸，2023，「第12章 2つのオリエンタリズム：現代フランスのイスラモフォビアと方法論的オリエンタリズム」平井晶子・中島満大・中里英樹・森本一彦・落合恵美子編『〈わたし〉から始まる社会学――家族とジェンダーから歴史，そして世界へ』有斐閣．
  4. 山下泰幸，2015，「一人の日本人ムスリムにとってのシャルリ襲撃」鹿島茂・関口涼子・堀茂樹編『シャルリ・エブド事件を考える』白水社．

商業誌への寄稿

  1. 山下泰幸，2023，「フランスの『郊外暴動』に終わりはあるのか？ ：人種差別、社会的格差と階級の衝突」『世界』岩波書店，973: 122-128．
  2. 山下泰幸，2016，「立ち上がるムスリムたち、介入されるムスリムたち」『現代思想』青土社，43(20): 228-234．
  3. 山下泰幸，2015，「現代イスラームと性的少数者」『現代思想』青土社，43(16): 176-184．
  4. 山下泰幸，2015，「ムスリムたちにとってのフランス」『現代思想』青土社，43(5): 121-125．

学会等口頭発表（一部抜粋）

  1. 山下泰幸，「現代フランスにおけるイスラーム・フェミニズムとバックラッシュについて 」第96回 日本社会学会大会（於 立正大学），2023年10月9日．
  2. 山下泰幸，「イスラモフォビアを背景とした国外脱出の研究 ：フランスのムスリムによるドイツへの移住を事例に 」第74回 関西社会学会大会（於 京都先端科学大学），2023年5月14日．
  3. 山下泰幸，「現代フランスにおけるイスラーム教徒の概況：高学歴な移民二世の語りを参考に」日仏社会学会 研究例会「生成の社会学の可能性」（於 オンライン），2021年7月31日．
  4. Yasuyuki YAMASHITA, “Militantisme et Masculinité,” Masculinités, féminités : approches sociologiques, EHESS (Paris, France), February 2nd, 2020.
  5. 山下泰幸，「エスニック・マイノリティの他者性をめぐる闘い――フランスの北アフリカ系移民二世のイスラーム教徒を事例として」第92回 日本社会学会大会（於 東京女子大学），2019年10月5日．
  6. Yasuyuki YAMASHITA, “How can French Muslims redefine Feminism ?” Pre-conference Program, The 12th Biennial Crossroads in Cultural Studies Conference (Shanghai, China), August 11th, 2018.

受賞

  1. 大会奨励賞 「イスラモフォビアを背景とした国外脱出の研究」 関西社会学会 ，2023年5月．

競争的資金などの獲得状況

  1. 「フランスのイスラモフォビアに起因するミドルクラスのムスリムの国外脱出の研究」独立行政法人日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費，2023年4月 – 2026年3月．
  2. 「現代フランス社会のイスラモフォビアおよびそれに起因する国外移住の研究」松下幸之助記念志財団 研究助成（人文科学・社会科学領域），2022年10月 – 2023年9月．
  3. 「ポスト伝統社会における宗教的アイデンティティに基づいたマイノリティの社会適応戦略」独立行政法人日本学術振興会 科学研究費助成事業 特別研究員奨励費，2017年4月 – 2020年3月．

担当授業

  1. 比較社会論1（専修大学人間科学部）2024年4月 – 現在
  2. 比較社会論2（専修大学人間科学部）2023年11月 – 現在
  3. 行動環境文化学系ゼミナールⅠ  (京都大学文学部) 2023年4月 – 現在
  4. 社会学（社会福祉士養成課程 指定科目）  (大谷大学社会学部) 2023年4月 – 現在
  5. 社会学総論2 (大谷大学文学部) 2023年10月 – 2024年3月
  6. 社会学総論1  (大谷大学文学部) 2023年4月 – 2023年9月
  7. 基礎社会学  (龍谷大学農学部) 2023年4月 – 2023年9月

資格

  1. 社会調査士（第031236号）2019年
  2. 専門社会調査士（第A-000667号）2019年
  3. DALF C1（フランス国民教育省：フランス語上級資格）2018年