第16号（2008年12月）

《論 文》
在日韓国・朝鮮人児童のアイデンティティとポジショナリティ ――京都市小学校における「民族学級」を事例に――	金　兌恩
紛争イシューの多様性に関する複合レジームモデル ――政治的機会構造、行為社会学、福祉レジーム、受益／受苦圏――	濱西　栄司
歴史から見た日本と西洋のカルチュラル・トレード ――ジャポニスムからジャパン・クールへ――	レナト・リベラ
コミュニケーション・メディアの利用形態とジェンダー ――JIS2004の分析から――	古川　直子
肯定性を生きる戦略としての「語り」と「対話」 ――在日朝鮮人＝日本人間「ダブル」のライフ・ストーリーを事例として――	李　洪章
《書評論文》
新しい普遍主義 Immanuel Wallerstein, European Universalism: The Rhetoric of Power (The New Press, 2006)	ミロシュ・デブナール
グローバル化の中のサッカー Franklin Foer, How Soccer Explains the World: An Unlikely Theory of Globalization (Harper Collins, 2004)	岩谷　雄介
グローバリゼーションと国際移動する女性 Maria W. L. Chee, Taiwanese American Transnational Families: Women and Kin Work (Routledge, 2005)	松谷　実のり
中国都市における農村出身女性 Tamara Jacka, Rural Women in Urban China: Gender, Migration, and Social Change (M.E.Sharpe, 2006)	穆　亜萍
オランダにおける女性労働と育児支援政策 J.J. Schippers, J.J. Siegers and J. de Jong Gierveld (eds.), Child Care and Female Labour Supply in the Netherlands: Facts, Analysis, Policies (Thesis Publishers, 1998)	谷　紀子
近代日本の国民食 Katarzyna Joanna Cwiertka, Modern Japanese Cuisine: Food, Power and National Identity (Reaktion Books, 2006)	安井　大輔